顎以外にはニキビや吹き出物ができないのに、顎だけに集中して繰り返して治らないといった悩みはありませんか?
しかも他の場所に比べて、大きくしこりのようになっていたり、赤く腫れたと思ったら痛みが出てきて化膿した黄色ニキビになってしまったり、ケロイドのように紫色に跡が残ってしまったりと、顎にできるニキビや吹出物は非常に厄介なものです。
管理人は思春期はおでこや頬にニキビができやすかったのですが、23歳を超えたくらいからはもっぱら顎ばかりにニキビができるようになりました。
20歳以降のニキビは大人ニキビといわれ、それまではTゾーンに皮脂が多くニキビが発生していたのに、成人になるとUゾーン(顔まわり)へと移行します。
管理人もまさに大人ニキビで、ほとんど顎にしかできません。
この記事では、顎ばかりにできるニキビの原因や特徴、ニキビの進行についてまとめます。
- 顎ばかりにニキビができて悩んでいる
- 白・黒・赤・黄ニキビの進行について知りたい
以上のような方は、ぜひ目を通してみてください。
顎だけに赤い・痛い炎症ニキビや吹き出物を繰り返すのはなぜ?
女性の顎は毛穴が発達していないから皮脂が詰まりやすい
顎は男性の場合ヒゲが生える場所ですから、毛穴が発達していて皮脂などが正常に排出されやすいです。
一方、女性はヒゲが生える人は少ないですよね。
中には数本生えたという女性もいるかもしれませんが、基本的に男性ほど広範囲で生える人はいないでしょう。
このことから、女性の顎は毛穴が発達しにくい部位と考えられます。
つまり、顎の皮脂分泌が増えると、正常に皮膚の外に排出できずに毛穴に詰まりやすくなってしまうんです。
毛穴に皮脂が詰まると、面ぽうができて、さらにアクネ菌が繁殖してニキビができてしまいます。
他の場所より毛穴が発達していない顎は、炎症が悪化しやすく、赤くて痛くて大きいニキビになりやすいのです。
しかも炎症で治ればまだマシですが、その後黄色い膿をもった化膿ニキビに進行してしまうこともあります。
黄色ニキビはニキビの中でも重症度MAXの治りにくく跡になりやすいニキビです。
顎は最悪の状態まで進行してしまうことが多いので、早期の適切な対応と、今後新たなニキビをつくらないための予防が大切です。
女性でも男性ホルモンが分泌される!過剰分泌で皮脂量が増加!
女性でも男性ホルモンの過剰分泌が顎ニキビの原因になります。
男性も女性も両方のホルモンを分泌していますが、そのバランスが乱れると顎ニキビはできやすくなります。
特に男性ホルモンが過剰分泌されると、皮脂分泌が増え、お肌の角質が厚くなって毛穴が塞がれニキビができやすくなります。
男性ホルモンには、皮脂分泌を促進して角質を厚くする働きがあるのです。
一方、女性ホルモン(エストロゲン)には、皮脂を抑えたり、肌のバリア機能を高める働きがあります。
※女性ホルモンのプロゲステロンは皮脂分泌を促進する働きがあります。
男性ホルモンで皮脂が多く分泌されるだけでなく、角質が厚くなり毛穴が塞がりやすいのでニキビは悪化しやすく治りにくいです。
では男性ホルモンを抑えるにはどうしたら良いのでしょう。
それには男性ホルモンの過剰分泌の仕組みを知る必要があります。
以下で説明していきます。
ストレスが続くと男性ホルモンが過剰分泌される!
ストレスと似たようなものですが緊張やプレッシャーによっても男性ホルモンが多く分泌されます。
人間はプレッシャーやストレスを感じると、自律神経が乱れてしまうんです。
人間には、緊張状態のときに働く交感神経とリラックス状態のときに働く副交感神経という自立神経があります。
ストレスを受けることで交感神経が優位になると、コルチゾールやアドレナリンというホルモンが分泌されます。
これらのホルモンは一時的になら過剰になってもさほど問題ありませんが、慢性的に続く生活になると、男性ホルモンが刺激を受け皮脂分泌を増やしてしまうのです。
このようにストレスとからだは密接に関係しています。
女性でもストレスを感じていたり、何らかのプレッシャーから交感神経が優位に働いていたりすると、男性ホルモンが多く分泌されます。
何度も言うようですが、男性ホルモンが多く分泌されると皮脂量が多くなってしまうので、毛穴があまり発達していない顎はニキビができやすくなります。
管理人も仕事の責任が大きくなってプレッシャーを感じていた時期、顎ニキビができては治ってを繰り返していました。
出産のために仕事を辞めてからはニキビができにくくなったので、仕事でのストレスはかなり影響があると言い切れます。
人はリラックスしたときに副交感神経が優位に働く仕組みになっているので、男性ホルモンの分泌を抑えるためには、できる限りリラックスする時間をつくりましょう。
という人でも、たまにはゆっくりお風呂に浸かってみてください。
お風呂に入るとからだがぽかぽかになり、嫌でもリラックスできますよ。
汗を流して新陳代謝を高めることもできるので、10分は浸かってみましょう。
顎はターンオーバー(肌の生まれ変わりのサイクル)が遅い
「女性の顎は毛穴が発達しにくい」と前述しましたが、汗腺が少なく汗もかきにくい場所です。
汗をかくことは老廃物を流して肌を整える効果がありますが、汗をかきにくい顎はターンオーバーも遅いのでニキビが治りにくい傾向にあります。
ターンオーバーとはお肌の生まれ変わりのサイクルのことで、20代では28日周期と言われています。しかし歳をとるにつれ遅くなるんです。
皮脂詰まりを起こしやすい顎は、しこりのように大きく腫れて痛い炎症性の酷いニキビになりやすい傾向があり、ターンオーバーも遅いためにより治りにくい、ニキビ跡が残りやすいといった特徴があります。
顎ニキビの特徴まとめ
- 女性は毛穴が発達していないため、皮脂汚れが詰まりやすくニキビができやすい
- 男性ホルモンが過剰分泌されると角質が厚くなるためニキビができやすい
- 汗をあまりかかない場所だからターンオーバーが遅く、ニキビが治りにくい
- 化膿してニキビ跡にもなりやすいため、適切な対処が必要
- 思春期はUゾーンには皮脂が少ないが、大人になってストレスを感じやすい人はUゾーンにも多く皮脂が分泌されるのでニキビができやすい
ニキビの進行について
ニキビの初期:毛穴に皮脂が詰まり始め、ふくらみや違和感を感じる
ニキビは毛穴の奥の方でじわじわとでき始めるので、実際にポツリと発症する前にも、皮膚の奥の方に違和感を覚えることがあります。
管理人も長年ニキビと付き合ってきた経験から、でき始めのサインはだいたいわかります。
表面からは見えなくても、毛穴の周りの角質が厚くなっていて、見た目ではわからないほどにふくらみを感じるのです。
その時期は触って刺激せず、適切な洗顔やスキンケアなどでニキビを悪化させないための対策をとりましょう。
皮膚科で薬を処方されたなら、初期のうちに塗っておくと治りが早い場合が多いです。
中期:白ニキビや黒ニキビとして皮膚の表面に確認できる
毛穴がふさがり皮脂や古くなった角質などが溜まって、さらに進行していくと、コメド(面ぽう)ができて、表面的にニキビが見え始めます。
毛穴が閉じて白くぽつりと浮いて見える状態は白ニキビ、毛穴が開いてメラニン色素や酸化した皮脂などによってコメドが黒く見える状態が黒ニキビです。
白ニキビと黒ニキビは比較的軽度で炎症のないニキビと言われており、そのまま終息すればお肌にも負担が少なく、跡も残らない場合が多いでしょう。
しかし、さらに進行すると赤い炎症性のニキビや黄色い化膿したニキビへと進行します。
管理人はなぜか黒ニキビというものは経験したことがありません。
つまり毛穴が閉じているので、白ニキビになったり炎症性のニキビまで進行したりすることが多かったです。
一番ひどい時期は顎だけに一気に5〜6個もニキビが発生したことがあるのですが、すべて赤ニキビ以降まで進行してしまい、痛いし見た目も目立つし、本当に辛かったです。
顎って、毛穴がふさがりやすいだけあって炎症性のニキビまで進行しやすい気がします。
後期:炎症が進行すると赤ニキビや黄ニキビになる
前述の通り、皮脂詰まりが悪化して、アクネ菌が繁殖すると、毛穴の中の炎症が進み、痛みをともなう赤ニキビになってしまいます。
さらに、炎症が進むと、毛穴の中で化膿して黄ニキビになってしまうこともあります。
特に顎は角質が厚くターンオーバーが遅いので、ニキビが悪化しやすく治りにくい部位です。
黄ニキビを経験したことがある人はわかると思うのですが、治るまでに時間がかかりますし、つい潰してしまいたい衝動にかられることがあります。
でもここで潰してしまうのはぜったいにNGです!
炎症して化膿したニキビの周辺は細胞が破壊されて、炎症を起こす物質が広がって近くにもニキビができやすくなりますが、潰すことでさらに細胞は傷つき、なおさらニキビを繰り返す肌になってしまいます。
特に黄ニキビはニキビ跡になってしまう危険が高いので、なるべく刺激しないよう洗顔後もティッシュを優しくのせるように拭くなど気をつかいましょう。
ニキビ跡のケアについて
ニキビ跡になると非常に厄介で、医療レーザーなど特別な治療をしないと元の状態まで治すことは難しく、化粧でも隠しきれなかったりする場合もあるので辛いですよね。
ニキビ跡にも、紫色になった跡やクレーターのように凸凹になった跡など種類が違います。
凸凹になってしまうと現代の化粧品や医薬品では治らないと言われていますから、綺麗な肌を目指すなら医療レーザーの施術を受けるのも手です。
しかし、ニキビ跡治療のためのレーザーはお金も時間もかかる上、ダウンタイム(肌が乾燥したり赤くなったり化粧が上手くのらなかったりする)があり、仕事をしている人は通いづらいですよね。
管理人は紫色っぽくなったニキビ跡があったのですが、ビーグレンのニキビ跡基礎化粧品を使い続けたら目立たなくなってきて、毛穴も引き締まりました。
美白効果を謳っている商品ではありませんが、くすみやごわつきが減ったことで肌がワントーン明るくなったような気さえします。
クレーターが広範囲にある場合には、基礎化粧品だけで治すことは難しいですが、ビーグレンのニキビ跡用トライアルセットの内容はニキビ予防にも適した成分なので、今後新たなニキビをつくらないために使用するのはおすすめです。
金銭的余裕や時間も取れて医療レーザーを受けられる状況の人以外は、今あるニキビを治したら、もう新たにつくらない!という気持ちで、日々予防に努めていくほかありません。
少しの意識の積み重ねがニキビをつくらない肌に導いてくれると信じて、よくない習慣を食い止め、お肌に良いことを続けていきましょう!